spkNote

football,running,kyoto

東京-宗谷岬縦断 6日目 2010年7月19日 走る、走る、出会う

 

いや、マジで快適だった。留寿都の夜はサブすぎず、暑すぎず、シュラフにくるまっているといつまでも寝ていられそうな気候だった。

 


3:30起床、信頼の6時間半睡眠。4:30、ルスツ230を後にした。

写真 263



今日は言わずもがな、札幌までの間にそびえる中山峠が最大のナンカンである。この旅が始まる前に警戒していた三大ボスは群馬の三国青森の矢立、そしてこの中山峠だった。それだけに事前にかなりの情報と気持ちの準備をして臨んだ。

昨日のおっちゃんの話では、そこまで急な勾配ではないがだらだらと続く、結構キツイぞ、気を付けろ! と。

正におっちゃんの言う通り、急ではないが、12km/hくらいでシャカリキ回す時間が続く、標高も高くなってきた、霧がスゴく夢の中にいる様な錯覚に陥る、鳥取の益田辺りを暗闇の中走ったことを思い出した。

IMG_1350


6:00ゴロ、中山峠の頂を極める。達成感◎、早朝の峠越えは本当に気持ちがえええ。

IMG_1352


霧と風により幻想的な空間がそこには広がっていた。

IMG_1353



そして毎度恒例の下りタイム。いっけぇぇーーーー!! まるでマリカーでスターをとったかの如く下りて行く。これだからチャリの旅はやめられないのだ(2回目)。


8:00前、札幌市街地に入った。出来るだけ早く札幌に着き、出来るだけ人がいない内にミッションを遂行するのが僕の目論見だった。時刻はまだ8:00前、なかなかうまみな時間だ、急いで時計台の前へと向かう。


なんでーい、


時計台には早朝にも関わらず多くの観光客がすでに押し寄せていた、この日は連休最終日、朝早く観光を済ませ、出来るだけ早く家路につきたいという観光客が多いのだろう、とかかなり冷静な分析をしていた。いやそれどころじゃない、しかし次から次へと人が押し寄せる。

写真 264


この時点でミッションNo.10『日本有数のおもんない観光地として呼び声高い札幌時計台にて最高にはしゃげ』 、の遂行を諦めざるを得なかった。せっかく新潟あたりからこのミッションのネタを温め続けて来たのに・・・ これは完全にお蔵入りやー。

 

札幌はミッションポイントが目白押し、コンビニで北大の位置を調べ、北大クラーク像前へと向かう。ここもこの時間から結構な数の人がいた。人の流れが切れた瞬間を逃さなかった、誰に見られることもなくミッションNo.4 『北大クラークの像の前でカズダンスをせよ』 の遂行に成功した。達成度5/10。

BlogPaint


続いて、近くのセイコマでマルちゃん焼きそば弁当を購入、ミッションNo.5 『北海道で大人気のソウルフード「マルちゃん やきそば弁当」を一日三食食せ』 の一食目を頂く、なるほど、焼きそば弁当にも色々なバージョンがあるのか、一食目は担々麺だった。

写真 266


北海道のコンビニで最大のシェアを誇るのがこのセイコーマート。呼称はセイコマ(現地の人に聞いた)、店舗によって営業時間は異なり、都市部では24時間営業の店舗も見かけた。他のコンビニではお目にかかる事のないセール商品があったり、PB商品が充実していたりと、正に道民に生活に無くてはならないのがセイコーマートだ。(焼きそば弁当は通常価格¥160の所、¥108、安い!!


この旅の記念にセイコーマートの会員になった(無料)。意外にもこの先出会う旅人はほとんどの人がこのセイコマ会員だった、彼ら曰く、

このカードを持つ事は、北海道を旅する者の1つのステータスだ

と。

IMG_1502


ここから先はいくつかのルートの選択が出来た、目的地の留萌方面へは、石狩市の方へ進み、海岸線を走るルート、275号を通り内陸から進むルート、275の隣を並行して走る12号線、この道は「日本一の直線道路」として有名な道でそれにも惹かれる・・・


GSの兄ちゃんや多くの方から情報を得て、地図を眺めながら作戦を入念に立てる。海岸線は地図で見る限りトンネルが多くアップダウンが必須の様だ、となると275か12か。12は町中を走るらしいが少し遠回り、275がどれだけ山の中に入って行くかは未知だが結局275を選択、さあ、どうなることやら。


何もない、本当に何もない道をひたすら走る、アップダウンは少ない、信号もほとんどない、ここでも北海道のスケールのデカさを実感。何もなさ過ぎてこの辺の記憶がほとんどないのが少し寂しい。


たまにある集落、非常に趣深い建物がちらほら。

IMG_1372


13:00ごろ、浦臼町道の駅つるぬま で休憩、ここで雨が降り出す。


ちょっと雨宿りをがてら、30代くらいのライダー、コバヤシさんとおしゃべり。彼はバイクで北海道八十八カ所霊場を回っているとのこと。北海道にもそんなものがあったのか。彼も相当な旅人で、四国の霊場巡りは2回、自転車でも色々な所を駆け巡っていて、九州を彼女と2人乗りのタンデム自転車ハウステンボスとかによくおいてあるやつ)で一周したこともあるらしい。ふつーに二人で峠超えとか想像しただけでもしんどそうで嫌やー。写真を撮ってお互いの健闘を祈る。

BlogPaint









ここで二食目焼きそば弁当を食す。あんかけ焼きそば、これはたまらない。

写真 267


15:00ごろ、「太陽を味方につけた町」と自らを豪語する北竜町を通過。もちろん、小雨の降る中… 味方してねー

写真 268


北竜町日本一のひまわりの里を唱っており、こんなひまわり畑も見かけた。八月の晴れた日にここに来たら、最高に綺麗なんだろうなぁ。ロケにも使えそうな素晴らしいひまわり畑だった。

IMG_1379


233号に入り留萌を目指す。美馬牛峠に注意を払い進む、残り40キロ弱だ。留萌市内に入ると、市街地方面から吹き付ける風、雨が最高潮に達した、前に進まない… 滅入っているとさっきのコバヤシさんが通り過ぎて行く、待ってくれ―――!!


16:30過ぎ、留萌市街地に着いた。駅でいろいろ情報を入手しようとしたが、留萌駅は16:00以降、翌朝まで機能を停止していた。駅構内アナウンスも16:00までだという。いや、早すぎるやろ!!


行くあてもなく駅周辺のお土産屋さんでお風呂の情報を得た、親切にも電話をかけ、営業しているか聞いてくれた。いいおばちゃんやー。


教えてもらった神居岩温泉に向かおうとしていたところ、一人の青年が声を掛けてきた。

ライダーハウスを探していますか?」

僕の身なりを見て親切にもそう聞いてくれたのだった。僕はとりあえず温泉に入りたかったし、ホテル神居岩には¥2000のライダーパックがあると聞いていたので、今日はそこで泊ると言ってその場を離れた。


ちょっと走って、ふと何かに引き寄せられるかのようにさっきの場所へダッシュで戻った。本能的に。まださっきの兄ちゃんはいるか…

コンビニで買い出しを終えたさっきの人はそこにまだいた。「ライダーハウスに連れて行って下さい」。


北海道には多くのライダーハウスが各地に点在する。非常に安価な価格で寝床を提供してくれるので旅人にとっては本当にありがたい存在だ、そこでは多くの旅人が集うので、旅人同士の出会いの場でもある。


彼は「みつばつハウス留萌」というライダーハウスに連れて行ってくれた。その道中、驚きの事実が発覚した、なんと、彼、フルちゃんは岐阜県恵那市出身、恵那から出発して日本一周しているチャリダーだった、しかも、高校が一緒だった!!! 僕の二個上なので一年間同じところで学生生活を送っていた事になる、まさか、こんな北の大地の、しかも小さな町でこんな偶然があるとは… 本能で引き返されたのにはなんかあるんだ、やっぱ。


ハウスに着くと多くの旅人がそこにはいた。

同郷のフルちゃん(ブログはこちら)、日本一周チャリダーもやもやしさん、ユウちゃんさん、カブで日本一周中のスガちゃん、ランニング用バギー(乳母車)と自らの二本の足で、ランニングでの日本縦断を敢行しているKAIさん(ブログはこちら、他本当に多くの方との出会いがそこにはあった、この場では語りきれない。


もやもやしさん、フルちゃん、スガちゃんと留萌駅前のラーメンを食べに行った。

IMG_1381

ちぢれ麺まいうー。

IMG_1382


ハウスに帰ってからは大富豪などをした、なんか修学旅行のような気分だ。これまで一週間走るだけの旅で束の間の息抜きの時間、これは二泊したらずっとここに居座ってしまう、という彼らの言葉も分かる気がする。


寝る直前、焼きそば弁当のミッションを思い出し、近くのコンビニへと走った。最後はスタンダードな焼きそば弁当三食目カンショク、ミッションコンプリート!! 達成度6/10!!

写真 271


残り宗谷岬まで2日で200km強、遂に見えてきました、GOALの地が。明日は憧れのオロロンラインが待っている、いよいよ旅もクライマックスへと突入する。

 

 



走行距離218.26km

留寿都村-喜茂別町-札幌市南区-中央区-東区-江別市-当別町-月形町-臼浦町-新十津川町-雨竜町-北竜町-留萌市



スポンサードリンク
   
広告を非表示にする