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東京-宗谷岬縦断 7日目 2010年7月20日 憧れのオロロンライン、全身で感じる北海道の鼓動

4:00に目が覚めた、外は昨晩からの雨がまだ降り続いていた。小雨になるのを待つ為に少し出発を遅らせた。

一階にはみんなの愛車がずらり。シュラフしか積んでない自分から見たらかなりの装備に見える、しかし、皆からは逆に

「荷物、少なっ!!!!」

って驚かれた。まぁ、シュラフあるだけでもましでしょ、西日本縦断の時なんて、リアキャリアすらつけてなかったし

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出発前に、さすがに半そで半スパッツではこの先危険だと、ハウスの主のおっちゃんがカッパを準備してくれた。おっちゃんが?? 昔GSでバイトしてた時の代物だという、なんかかっこいいぞ、このアウター!! 本当にありがとうございました!!


5:30出発、早朝にも関わらず、皆さん起床して僕を見送ってくれた、ありがとうございました。ここで過ごした半日を僕は忘れません!!

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まだ霧雨が降り続く中、日本海沿岸を北上する。沿岸の風を心配していたが、出発前におっちゃんが言っていた通り、南西から吹く風が気持ちいいくらい北へ進む僕を後押ししてくれた。


朝7:00くらいに親から電話があった。

「あんた今どこにおりゃーすの??」

「北海道の上の方やわ」


「!!!」

もちろんこの旅のことなんて親には言ってなかった、余計な心配をかけたくなかったから、ただ、この夏にでも日本縦断の残りを走りたい、と軽くほのめかしてたので、いつ出発するのか気になってTELってきたらしい。まさか、こんな梅雨ハイシーズンに出発したとは思ってなかったと。稚内着いたら実家にお土産を送ろうか。


ただ、ひたすら、何もない道を走る、まずはスタートから100km先の天塩を目指した、アップダウンもそこそこある。ふつーに牛がいる光景にも慣れてしまったようだ。

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とにかく無心で走った、いつも以上に。

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よく、一日12時間以上も走っていて、走ってる時とか何考えてんの?と聞かれることがある。旅を始めたころは、一丁前にも走る意味だとか、その類の難しいことを考えながら、旅人になった自分に酔っていた。今やどうだろう…

大まかに示すと、
・次、あそこまで行ったら○○食おう!!(40%)
・なんかブログに書くネタないかな…(30%)
・卒論どうしよう…(ゼロ)
・何も考えていない(30%)
ってとこだろう。

小生、さすがに無心の境地など偉そうなことは言えないが、意外にこの「何も考えていない時間、ぼーとしている時間」が長い。一日3、4時間、毎日ぼーっとしている時間があるとは、なんて贅沢な時間の使い方をしているのだろうか。しかし、これも含め、全てが旅だと僕は思う。


逆に、これだけは考えてはいけない、してはいけないというのが自分の中である。

まず、どこどこまで○○km、の表示はあまり見ないようにする、そういう表示がある時は、意識的に目を反らす。こまめに見ていると全然その数字が減っていない様な気がして最高に滅入る、道が分かっているなら3時間に一回くらい見て一気にその数字が減る瞬間を味わうのが至福の時だ。

それと繋がるのが計算をしないこと。例えば青森まで残り60kmという表示があったとする、すると、自分の中で、「残り60=20km/hで走って3h、つまり○○時には青森に着ける」という具合に脳が勝手に計算してしまう。
自分にも強いることになり、これをしてしまうと気持ち的にかなりつらくなる。

後は明日のことを考えるのもご法度。


11:00過ぎ、天塩に着いた。この先、この旅で一番楽しみにしていた道を走ることになっている、道道106号、オロロンラインだ。本来は石狩~天塩間の国道231、232号を表すらしいが、広義では小樽~稚内日本海沿岸道路を指す。とりわけ、僕はこの道道106号を走ることを、この旅一番の楽しみとしていた、憧れのオロロンライン、できたら晴れて欲しかったな…


間髪いれず、いざ行かんとす!! 


まずは名物、28機の風車群が歓迎してくれた。

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エンジンを搭載したパラグライダー?? 始めはすげーと思ったが、すぐに目障りになった、見下される感じが最高にうっとかった。

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走る、走る。

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利尻島は雲にかかってうっすらとしか見えない、残念や。

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出た、これも名物、電柱もガードレールも、信号も人家も何もない、一直線の道を走りぬける、北海道を一番実感できた瞬間だ。

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旅のハイライト、北海道の鼓動を全身で受け止める。

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14:30ごろ、遂に日本最北端の市、稚内市に突入した。これが最後の越境なのか…

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後はノシャップ方面に向けてひた走る、途中、稚内温泉童夢で汗を流す。日焼けもだいぶましになり、この日、新潟以来、やっと湯船につかることが出来た、生きててよかった…


16:00すぎ、ノシャップ岬に到着、ここから眺めるサンセットは絶句だと評判、しかし、この日はあいにくの曇り空。

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今日の宿泊地は、昨日留萌のハウスで情報を得ていた「漁師の店」に決めた。ここは、漁師で生鮮魚の販売を行う漁師の主人が、旅人の為に安価な値段で寝床を提供してくれている、雑誌などでは絶対取り上げられない、正に旅人の口コミだけで知られるようになった隠れ家的宿場だ。


チェックインを済ませ、買い出しをし、戻って来ると、そこには「日本一周千葉県発」の看板をつけたママチャリが…

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タナベくん、こんなアホみたいな顔して本当にしっかりしてる。彼のブログはこちらから。

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晩飯は、漁師の店では恒例のウニ丼!!! やべぇ、こんなの食ったの初めてやー、

まいうーーーーーー!!

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夜は今日、ここで泊る人達との宴会。漁師のご主人からいろんな話を聞いた。本当にこの人達と今日出会ったのか、というくらいすぐに打ち解け、皆さんの旅の話を興味深く聞いた。今日も多くの出会いに感謝。

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出発して7日、かなりハイペースでここまで来た、人間、それなりに頑張れば、7日で東京から稚内まで来れるということを証明した。


ここから宗谷岬まであと36kmほど、遂に明日その地を踏むことになる、長かったとは言えない、だけど、その日数以上のものがこれまでの道のりにはあった。


旅を振り返るのはまだ早い、

明日、その地に辿り着いた時、何を感じ、何を思うのか…

 



走行距離185.05km

留萌市-小平町-苫前町-羽幌町-初山別村-遠別町-天塩町-幌延町-豊富町-稚内市

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