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東京-宗谷岬縦断 5日目 2010年7月18日 北海道突入、気持ち折れる、ルスツの優しさ

traveling

ソファで寝ていると昨日の親父はひょうひょうと客室から出て来た。相当いらっとしたが大事な旅である、ここはしっかりと気持ちを抑え、これから迎える北海道へと気持ちを高めていく。

外を眺める、あまり天候は良さそうではない、船内のテレビを見ていると、北海道の週間天気はこれから雨マークの連続。せっかくの北海道、出来たら晴れて欲しいが… どんな天候でも前へと足を進めるのが男である。

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6:00過ぎ、満を持して北の大地に足を踏み入れた。「ここは北海道なんだ」、この感動は、正直GOALした時以上のものがあったかもしれない。足かけ2年、これまで走ってきて、遂に縦断、最後の都道府県にやってきた、この瞬間は本当に、地に足がつかないという表現に相当するふわふわした気持ちだった(実際チャリに乗ってる時は地に足はつかないよ)

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函館に来たらやらなくてはいけないことがあった。ミッションNo.9 『函館で永谷園の鮭茶漬けを食しながら「函館の女」を歌え』の遂行である。

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iPhoneに入れた北島三郎の函館に女を再生。後は鮭茶漬けを買うだけだ。着いてから目に着いたコンビニは全部入ったが、なかなか永谷園鮭茶漬けは置いてない。というか、コンビニで茶漬けの素を購入した事がある人なんているだろうか、もしかしたらスーパーが開く時間まで、こんなところで足止めを食らわないといけない… それは痛すぎるぜ。

コンビニ5軒目のセブンイレブンでようやく永谷園しゃけ茶漬けを発見した。いや、さけ茶漬を発見した。ここ、大事。



タンタンタタタタタンタンターーーーン、3分クッキングの時間です!!今日のメニューは「コンビニで簡単さけ茶漬け」です。

用意するものはカップヌードル(用器)、永谷園さけ茶漬けの素、おにぎり、以上の3点です。では、先生お願いします。

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はい、ではまず、カップヌードルを颯爽と平らげましょう、シーフードイイね!! 次におにぎりを空いた容器に投入します。 (アシ;先生、ここでのポイントは!?) ここで、おにぎりを半分に割るのがポイントです。

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次にさけ茶漬けのもとを豪快に投入しましょう。

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もう一度店内でお湯を入れましょう、ここで気持ちに迷いがあるとなかなか店内に足を踏み入れることが出来ません。僕は旅人なんだ、そう言い聞かせて、店員の視線を回避しましょう。 (アシ;料理に迷いは禁断ですね

完成です。あっ、こぼれてるのは気にしないで下さい、もうじきアリさん達が運んでくれます。

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ごちです、ミッションNo.9コンプリート!! 達成度4/10!!

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こんなこと二度としないと思う、これも良い経験だ。


そう言えば一軒目のコンビニでおっちゃんがチオビタを買ってくれた。北海道は出だし好調である!!


とにかく信号が少ない、北海道に入って一番初めに感じたことだ、うまくいけば時速24kmで走れば、一時間で24kmそのままの距離を稼ぐことが出来る、当たり前に事に思えるが、こんなにうまくいくことはなかなかない。

今日の目的地を洞爺湖周辺に定めた。始めの難関、大沼への上り坂を上り切り、まずはを目指して走る。朝からスコールに打たれた、でも前に進む。9:00頃森に到着。

森の名産といえば、やはりいか飯である。いか飯は今や全国どこでも食べることが出来るが、その発祥はこの森である、何としても一食頂きたいところ。しかし時刻は9:00、道の駅の売店はまだクローズドでいか飯は諦め進むことにした。


空は次第に晴れて来た。5号線という一ケタ国道でありながら、北海道のスケールの大きさを実感しながら走る走る。

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北海道、さすがにライダーが多い、この日だけで5人くらいのチャリダー、数えきれないぐらいのバイクのライダーと出会った。すれ違うチャリダーとは道を挿んで手を振りお互いを激励、追い抜いていくライダーは追いぬいた後に親指を立てて僕らに挨拶してくれる。

これは本当に北海道ならではの良き文化だと思う。少し前まではライダーの中では本州でもこういう文化というか挨拶はあったらしいが、少しずつそれらのあいさつも減ってきたとのこと。

時代が時代、マンションの隣の住人の顔すら知らないこのご時世、知らない人とコミュニケーションをとることなんて滅多になくなってきた。

しかし、この北海道という地で旅人同士、お互いの旅の安全と健闘を祈りあえることに本当に感動した。最初はぎこちなかった挨拶も、少し時間が経てばかなり堂々と親指を立てて意志の疎通が出来るようになった。


牛もいた、

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11:45頃、長万部に到着した、長万部といえば…かに飯!! 0円マップに載っていた「長万部物産センター」でかに飯の食べ放題、¥980とかなりリーズナブル!!!!

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12:30、物産センターを出発、昼食後一番怖いのが眠気だ。チャリを漕ぎながら眠たくなるのか、と思われる方がいるかもしれないが、本当に眠くなる。一瞬落ちると、ふらついてかなり危険だ。

どこでも寝られるくらいの眠気だったので少し広くなった路側帯で30分仮眠。


洞爺湖を目指して走る、しかし、この後の数時間が、この旅一番のしんどさを味わう時間になるとは、その時は知る由もなかった。


何度峠を越えただろうか、下っては上り、下っては上り、しっかりと地図にもこれらの峠の情報は載っていたが完全に見落としていた。準備不足だった、そして、自分のなかで北海道を舐めていたことを後悔した

午前中はあれほど好調だったのに…逆に飛ばし過ぎが今に応えたのか…

本当に嫌になった。思わず、このつらさをツイートしてしまうほど、もう進むのが嫌になった。同情を誘うだけのネガティブなツイートはしたくなかったのに…


いくつかの峠を越え、ボクシングの内藤選手の出身地である、豊浦町を通過。こんな大自然と過酷な道のある町で育てば世界チャンプも夢ではありませんよ。気持ちは完全に折れていた。内藤選手のように強くなりたいよ、まじで。

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やっと洞爺湖町に着いた。

まだ上るのか…

洞爺湖の湖畔にそって続く道はまだまだ上り坂、もうええて、まじで。


1時間くらいまた上っただろうか、ようやくフラットな道が見えてきた、

サイロ展望台からは、今まで上ってきた洞爺湖を眺めることができた。いや、しかし、外国人観光客が多いな。

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ここでなぜか大音量で流れていた福山雅治のSUZUKI TALKING F.M.が印象に残っている。そうか、今日は日曜日なんだ。

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サイロ展望台からはさほどアップダウンもなく進めた。道の両端一面がトウモロコシ畑で覆われた道を進む、もうすぐ留寿都村だ。

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かなり迷ったが、0円マップに載っていた留寿都温泉を無事発見した。中に入ると地元のおばさん2人とバンダイさんが快く迎えてくれ、宗谷岬まで行くというといろいろ突っ込んで話を聞いてくれた、バンダイさんには入浴中にiPhoneを充電してくれた、感謝。


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相変わらず日焼けが痛くて、シャワーを浴びるのがやっとだった。せっかく温泉に来たのに…

お風呂から上がった後も地元のおじさん達といろいろ話をした。この先の道の駅「ルスツ230」は野宿もしやすいだろうとの情報を頂いた、そしてこの先に待ち構えている砦、中山峠の情報も入念にチェックした。


こりゃ、見過ごしてしまいますがな、これぞ秘湯!?

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近くのコンビニ(スーパー!?)で晩飯を購入した。店内のラジオニュースから、先日の豪雨で岐阜県可児市で被害がでたことをこの時に知った。被害に遭われたかたのご冥福をお祈りいたします。


本日の野宿スポット。

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☆5つレベルのこれ以上ないスポットだった。屋根、トイレ、自販機… 明るいうちに洗濯などを済ませ、明日の準備をし、21:00ごろ、早々と眠りに着いた。留寿都の7月の夜は少し肌寒かった。


本当に長い1日だった。北海道を舐めていた、今までの旅が快調だっただけに、このままいけるだろうという腐った気持ちが芽生えていた。いい教訓となった、どんな時も自分ができる最大限の準備をして何事にも挑戦する、明日は早朝から中山峠が待っている。峠を越えれば札幌だ。


走行距離 182.40km

北海道函館市-七飯町-森町-八雲町-長万部町-黒松内町-豊浦町-洞爺湖町-留寿都村

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