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第25回KIX泉州国際マラソンに参戦 高速コースでPBを更新!

評判通りの高速コースでした。

 

 

 

2018年2月18日、第25回KIX泉州国際マラソンに参加した。

この大会、地域に密着した市民マラソンとしての歴史を積み重ねており、今回から「KIX泉州国際マラソン」と大会名を改め開催された。

KIX泉州国際マラソン | The KIX Senshu International Marathon

関西国際空港のお膝元、泉州の9市4町(堺市高石市和泉市泉大津市岸和田市貝塚市泉佐野市、泉南市阪南市忠岡町熊取町田尻町、岬町)を縦断するコース(コースにはかかっていない市町もある)。終始フラットで、参加人数も5,000人強ということもあり、記録を狙うランナーの間では、高速コースとして知られている。

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画像出典:KIX泉州国際マラソン | SENSHU INTERNATIONAL CITY MARATHON

 

カーボローディングメモ
【前日】
・朝食 6枚切り食パン1枚
・昼食 6枚切り食パン1枚、角餅2個
・夕食 米1合、袋麺
【当日】
・朝食 6枚切り食パン1枚、おにぎり1合分 

駅から徒歩2分、余裕の当日受付

この大会のスタートは10時30分。京都から参戦でも始発に乗る必要がなく、いつもどおりの5時起床。8時前にスタート地点の浜寺公園の最寄り駅・南海「浜寺公園」に到着。駅の目の前が公園となっており、徒歩2分で到着。駅からのアクセスの良さは国内でも随一では。前日受付も行っているが、遠方から前乗りする人以外は、当日でも混雑なく十分に受付を済ませることができる。

地元のお祭感半端ない、アットホームな会場

更衣室に充てられたプールのロッカールームで9時頃まで過ごす。5,000人規模の大会なのでトイレもそこまで混雑することなく。メイン広場の一角に設置されたまるで選挙カーのような簡易なステージでは、芸人さん(ベテラン)が軽快なトークで地元市長らと絡む、いかにも大阪な感じ。レース自体は競技志向が強いが、会場は地元のお祭のような、アットホームな雰囲気。

何かを変えなくてはいけない

前回、11月の神戸マラソンで、初レースから6回連続で達成してきたPB更新が途絶えた。福知山(2016)姫路城(2017)、そして神戸(2017)と、前半はとにかく抑えて、後半30km地点で一気にギアを上げる「ネガティブ・スプリット」で手応えを感じていた。前半は足を節約し、後半に周囲のランナーを追い抜いていくこの方法は、精神的には楽なのだが、先の神戸では前半を抑え過ぎたことによって、後半にかなり善戦できたにも関わらず、遅れを取り戻すことができなかった。

レース前に知り合いのランナーに現状を相談したところ「レースの組み立て次第では、まだまだ伸びしろはあると思うよ」という前向きな言葉をいただき、レースプランを思い切って変えることにした。

「30kmでスイッチを入れる」という基本的な考え方は継続したい。課題は前半のペースにある。30km以降でバーストできるだけの余力を残しつつも、前半でコツコツと貯金をする。こんな都合の良い組み立てが果たしてできるのだろうか。しかし、前回でPB更新というプレッシャーから開放されていたこともあり、思い切って試して失敗すればいいじゃないか、くらいの気持ちでレースに臨む。

 

 

 

控えめに言っても速すぎる入り

今回はBブロックで号砲からスタートまで36秒の好位置からのスタート。浜寺公園内は混雑したが、公園から県道に出た頃には自分のペースを確保できた。周囲はAブロックの実力ランナーばかり。そのペースに押されることで、最初の5kmはスタートロスがあったにも関わらず、21:52と想定を1分強上回る入り。

先のレースと比べても明らかにペースが違い、控えめに言っても速すぎる。でも、ついていけないわけでもない、むしろ気持ち良いペースだ。そのまま周囲の流れに身を任せて前半を刻む。10kmは42:29(ラップ20:37)、15kmは1:03:18(20:49)。15kmを神戸より10分も早く通過。これはさすがに飛ばし過ぎだろう。しかし、このペースで行ったら、とんでもない記録が出るんじゃないか、という興味の方が勝ってしまい、ペースを落とすことができない。ハーフは1:28:30でサブ90を達成した。

25kmは1:45:19(21:27)と徐々にペースは落ち着いてきた。前半戦は明らかにこれまでとは違う入り方ができた。後半、どこまで戦えるか。

30kmからギアチェンジ…できない

フルのレースでは30kmからが本番だという考え方は変わっていない。過去数回の大会では26kmくらいから一気にギアを上げ(具体的にはストライドを大きくし)壁を感じる前に逃げ切る、という戦法で結果を出してきた。今回、25kmくらいで、薄々と「後半、これ以上、上げることは難しいだろう」と感じていた。そしてやってくる30km地点。今回も神戸マラソンで使ったMag-onのレモンフレーバーを投入。

しかし予想通りこれまでのレースのようには足は上がらない。体感でもペースが上がっていると感じない。前のランナーとの距離もまったく縮まらない。残りの10数キロ、我慢の時間が続くことを覚悟し、いよいよこの大会のメイン・イベント「モンスターブリッジ」へ突入する。

VS モンスターブリッジ

通称モンスターブリッジはスカイブリッジとマリンブリッジの2つの橋を指す、この大会のシンボル的な存在だ。傾斜は先のスカイブリッジの方がキツく、往復で4回、橋を渡らなければならない。一番キツい30kmを超えたときに登場することで、これまでも多くの参加ランナーを苦しめてきた。

ペースが上がらず精神的にも苦しかったが、この2つの橋には期待しているところがあった。周囲のランナーがペースを落とすだろうことが予想されたから、そこで一気に駆け上がろう、と。しかし、橋を超えるので精一杯のところまで足は消耗しきっていた。2つの橋を超え、最後の折り返しを過ぎ、37km地点でいよいよ限界に。この時点でPB更新は確実と判断し、10mほど歩いてリセット、38km地点でも同様に歩きを挟み、再び2つの橋を超えて、ゴールへ向かう。

Finish

2年前のおきなわマラソンを思い出した。あのときも、自分の限界を超えていた。こういう状態になってしまったときは、もうラストスパートなど考えられない。意識がはっきりしない中、惰性で転がっていくようなイメージに近いのかもしれない。そのままメリハリもなく、りんくう公園のフィニッシュテープを切る。

3:06:52。これまでのPBを8分ほど短縮するタイムでフィニッシュ。

 

PBは更新した。タイムだけをみれば、サブ3が現実味を帯びてきた。しかし、今回の最も大きな収穫はタイムではなかったと思う。過去の成功体験を捨てられたことが、自分にとって、とても重要なことだった。後半はほとんど余力も残っておらず、レースの組み立ては稚拙だったと言わざるを得ない。しかし、よく、挑戦できたと思う。PB更新は、挑戦したという行為に対するご褒美のようなものではないだろうか。 

KIX泉州国際マラソンのポイント

・給水ポイントは必要最低限。陸連登録で記録を狙っているランナーは20km以降4箇所にスペシャルドリンクを置くことができるので、それを考慮した給水ポイントの数のような気がする。
・補給食はバナナのみ。チョコレートなど甘いものを補給したいランナーは持参すべし。私設エイドは沿道の皆さんのご厚意によるものなので、初めから期待してはいけない。
・大規模大会と比較してもランナーの数は少ないので、必然的に前半のペースが上がる。
・スタート、フィニッシュともに駅チカで公共交通機関でのアクセスは良い。
・受付は当日8時から行っており、前日に行く必要はない。

 

今季のレースはこれで終了です。2014年春にランを始め、来季は5シーズン目ということになります。毎回言っていますが、「続ける」ことが自分が走る目的です。タイムでも距離でもない、ただ、走るという行為を続けることが最も尊いことだと思っています。難しい話はさておき、来季も楽しく、自分のペースでゆるりと走りたいです。今季、初歩的なミスでエントリーしそびれた大阪や、篠山、熊野、土山などのまだ走れていない関西の大会を中心に攻めていきたいです。関西ではないけれど、湘南国際は出たいな。

 

大規模な市民大会が全国各地で生まれている今だからこそ、泉州のような規模の玄人志向な大会は大切に残していかねばならないと思います。世間では参加料を年々値上げして、何も代わり映えしないじゃないか、という声もあります。内部の事情はわからないし、知りたいとも思わないけれど、そもそもの話として、国内のマラソン大会は参加料が低すぎます。適正な参加料で、身の丈に合った特色のある大会が、各地で継続して行われていくことを願います。

最後にこの大会の主催、関係者、ボランティアをはじめ、携わっていただいたすべての方に感謝いたします、ありがとうございました。

 

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