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[スピカ・ノート] football,running,kyoto

【読書メモ】仕事のスピード・質が劇的に上がるすごいメモ。

 

 

 

メモは使う方だ。HINGEの記事を書いたこともあるが、最近ではメモがないとものごとを考えることができないくらいになっている。

HINGEの前なら素直になれる - spkNote

最近良く思う。メモはとることが目的ではない。使ってなんぼだということを。この本はメモを「使う、活かす」ことを目的とした実践的なノウハウが紹介されている。

 

 

 

著者の藤野

著者:小西利

POOL inc.代表 コピーライター CM制作から商品開発、都市開発まで手がける。日産セレナの「モノより思い出。」を生み出した人

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メモ年月日

すごく簡単なことでメモをした日を、メモのタイトルに書いておく、ただそれだけのこと。メモは見返さなければ意味がない。「1年前の今頃何をしていたか」を振り返ることで、今すべきことが明確になることがある。それは仕事はもちろん「この時期に衣替えをする」というような生活のことでも言える。メモ年月日を採用することで、過去の自分のメモと再会できる可能性が飛躍的に上がる。過去の自分の感性と時間を経て再会することで、新しい打開策、道が見えるかもしれない。

情報はまとめないとゴミ

情報過多の時代、ゴミみたいな情報が溢れている。現代人の時間の多くはこれらのゴミによって奪われている。自分がとったメモを将来に活かすための情報をまとめるテクニック。

3つの◯

とったメモ、例えば箇条書きで羅列したもので、そのページ、紙にかかれたメモのうち、今後見返した大切なメモには◯をつける。3つまで。すごくシンプルだけど、そのメモの大切な部分がわかる。どこかに書いてある「重要そうなこと」に◯をつけるのではなく、忘れてしまいそうなこと、そのときに思いついたアイデア、疑問に思ったことなどに◯をつけるといい。

メモに記号を書き込む ◯と✕

◯と✕はセットで使う。 

 ✕ 胸がキレイに見えるので、女性にうけている

 ◯ 胸が楽なので、女性にうけている

このように思い込みに✕、発見に◯をつけることで自分の思い込みを正すことができる。

吹き出しを書く

ポイントは3つ。

起点(ここから考えよう)、確認(ここを解明、調べよう)、重点(ここを伸ばそう)

ハードルメモ

自由にやっていいよ、と言われることほど困ることはない。ルールがあることで人は考えられるようになる。この狭い範囲で面白くしろ、という指示ができる上司は良い上司だ。ハードルメモとは目的を明示して超えるべきハードルを生み出すことで、考えるきっかけを生み出すメモ術だ。そうすることでアイデアの質は確実に向上する。それは思考のルール化という。

仕事の目標にひとこと加える

「それは本当に◯◯◯か」。「それは本当に読者が読みたい記事か」のように、仕事の目標「読者が読みたい記事を書く」に付け加えることでハードルメモができる。これをすることで考えるアイデアは格段によくなり、会議の目的もわかりやすくなる。ハードル化されることで行動しやすくなる。すごく実感している。いい上司はいいハードルを設定してくれたり、導いてくれる。ハードルメモはそのまま会議のタイトルやチームのスローガンにしてもいい。

隠れニーズを探すブラック三角メモ

ユーザーがホントに欲している隠れニーズを探す方法。それぞれの頂点が内を向いて重なりあった(リボンの形のような)三角形を2つ書く。左が送り手が伝えたい内容、右は受け手の思いを書く。

送り手が伝えたい情報とは、商品・サービスの情報、企業の姿勢やつくり手の思いなど。そしてこのメモの最大の特徴は受け手の思いの場所には「不満」を書いていくこと。ユーザーの不満から隠れニーズを導く方法がこのブラック三角メモ。

ユーザーの好みから隠れニーズを導くホワイト三角メモ

ブラック三角メモの対してホワイトな三角メモもあり、こちらはユーザーの好みから、とにかく多くのネタを生み出すのに役立つメモになる。

イデアとは既存のものの新しい組み合わせだ、ということはよく言われる。このホワイト三角メモも既存のアイデアを組み合わせて新しいアイデアを生み出す方法をとる。先ほどと同じように2つの三角形を書き、まず左にテーマに関する情報を書く。本書では「銭湯に若い女性を呼ぶためのアイデア」という仮のテーマを設定。その場合、左には銭湯にあるもの、体験できること、そこにいる人、呼び名、あると嬉しいものなどを書いていく。

そして右にはターゲットの好きなことをひたすら書いていく。先に左に書いたものは一旦忘れて、ただ、ターゲット(例の場合は若い女性)が好きなことをリストアップしていく。

左、右に書いた言葉を結びつけ、面白い言葉をつくっていく。組み合わせが変なもの、面白いと感じたものは、実現可能性が低くても、とにかくたくさん選んでいくことが大切。

イデアを考えるときによくある「目的から離れてしまう問題」はホワイト三角メモで解決できる

面白さ、斬新さを追い求めるあまりに、そのアイデアが目的からかけ離れてしまうことは本当によくある。それは本当に求められているアイデアなのか、は意識するようにしているけど、アイデアの数を出したい場合、目的から乖離してしまうことは、ある意味致し方ないことだ。

ホワイト三角メモはそれを防いでくれる。どんなにぶっ飛んだアイデアでも、目的(銭湯、若い女性が好きなこと)を組み合わせているという仕組み上、テーマに沿ったアイデアが生まれる。目的とターゲットの興味の両方を見つめ、組み合わせでたくさんのアイデアを考え、そこから良いものを選ぶ、というプロの発想法がそのまま公式になっている。

結果→原因で発送するあまのじゃくメモ

やるべきことがわからないとき、本当に効果がある答えを見つけたいときに使えるメモ。やるべきことを正攻法で考えるのではなく、競合にやられたくないこと、普通はやるはずのないことを想像してやってみることで、新しい答えにたどり着く方法。

競合他社が嫌がること、他社に先にやられると悔しいこと、最悪のシナリオの逆を考える、今は絶対にできないことを考える、損はするけど嬉しいことを考える、など。

メモの見出しに書くべきこと

例えば会議のメモの見出しに日付、場所、会議のテーマ、参加者を書くのは普通。そこに「会議での発言」を書くと面白い。

2018/07/20 ◯✕商事 ◯◯商品開発 部長・係長『だからもっと女性を意識しろよ』など。その他、発見ver.『20代が最も聴きたい音楽のジャンルは「流行っている曲」だった』、次回までの課題ver.『次回までにロードマップを書いておく』など。

ヤフトピに倣って13文字で見出しを書く訓練をするのもいい。場所や理由、人やモノ、行為を意識して書く。『部長 打ち合わせで 机たたく』など。これに先程の『だからもっと女性を意識しろよ』をあわせれば、まるで雑誌の見出しのようになる。

 

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